木村恭子（川越教会牧師）

メッセージ： わたしは良い羊飼い

　ご機嫌いかがですか？川越教会牧師、木村恭子です。
　イエスは、ご自身を「わたしは良い羊飼いである」（ヨハネ10:14）と言われました。「良い羊飼い」とは、どんな羊飼いでしょうか。

　ヨハネ10章14節後半では、「わたしは自分の羊を知っており、羊もわたしを知っている。」と言います。ですから「羊を知っていること」、それが「良い羊飼い」のひとつの意味です。
イエスは、自分の羊をよく知っているのです。

　羊といっても、当然ながら、個体差があります。年齢、性別、体格の違い、色や毛並みも違います。性格も、穏やかな羊、臆病な羊、従順な羊、猪突猛進型の羊だっているかもしれません。「良い羊飼い」は、それぞれの羊の性格やその時の状態まで知っていて、羊を導くのです。

　同じように、イエスは、私たち一人一人のことをよくご存知です。私の性格、心の思い。その時々の悩みや辛さ、願いや希望、喜び、悲しみ、弱さや心の奥に隠れた不平不満や罪まで。それらをご存知の上で、歩みを導いてくださるのです。

　しかし、導く先は、いつも穏やかな場所とは限りません。時に険しい道、辛い歩みへと導かれることもあります。ですが、それでもイエスは、「わたしは良い羊飼いである」、「わたしはあなたのことをよ〜く知っている」、「あなたをよく知っていて、導いているのだ」と言われるのです。