小堀昇（花小金井教会牧師）

メッセージ： 人生の夏のうちに

　お元気にお過ごしですか。私は西武新宿線花小金井駅徒歩7分、グリーンロード沿いにあります、日本キリスト改革派花小金井教会牧師の小堀昇です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。
　聖書は、次のように語ります。「夏のうちに集めるのは成功をもたらす子。刈り入れ時に眠るのは恥をもたらす子。」箴言の10章5節の御言葉です。

　ある中学校の参観日に、先生が生徒に聞きました。「困ったときに誰に頼りますか？」生徒たちのほとんどは、お父さんとか、お母さんとか、友達とか、学校の先生、このように答えました。その中で、一人の生徒が、手を挙げて言いました。「先生、私は困ったときに、神様に頼ります。」彼はこう言ったんですね。すると、クラス中で大きな笑いが起こった、このような記事を読んだことがありました。

　しかし、このことは、私たち日本人の平均的な思いを表しているのではないでしょうか。決して、そこには、軽蔑の意味があったとは思いません。しかし、毎日の生活の中で、なかなか神様のことを考えることはしない、むしろ、自分の心の外に神を追い出そうとする。それが、私たちの姿がではないでしょうか。

　しかし、大切なことは、働き盛りの今のうちに、健康で働くことができる今のうちに、永遠の存在を認め、神を知り、神に頼りながら、1回だけの人生を歩んでいくということです。そして、そのことが本当に大切なのです。聖書は、「青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。」コヘレトの言葉の12章1節で、このように語っています。人生の夏のうちに、あなたも神を信じて歩んでいってください。それではまた、ごきげんよう。