いかがお過ごしでしょうか。東京練馬の光が丘キリスト教会で牧師をしております、尾崎純と申します。
マタイによる福音書の14章13節からのところで、キリストは、キリストの話を聞きにやってきた人たち全員に食べ物を与えるようにと、弟子たちに言いました。その場所に、1万人以上の人がいたでしょうか。けれども、弟子たちは、パン5つと魚2匹しか持っていないのです。
その時、キリストは、5つのパンと2匹の魚を持ってこさせ、天を仰いで賛美の祈りを唱えました。これから神の力が現れることを完全に信じていたから、賛美したのです。全く足りなかったとしても、キリストの言葉の通りにするなら、キリストは、それを神に取り次いでくださり、そこに奇跡が起こるのです。
食事の後で、弟子たちが籠を持ってパン屑を集めると、その籠全てがいっぱいになりました。これもキリストが、パン屑を集めるように弟子たちに言ったのでしょう。それによって弟子たちは、神の恵みの大きさを体験しました。キリストは、弟子たちに体験させて、教育してくださるのです。
その時、弟子たちは、大いに神を賛美したでしょう。この話は、出来ないことをやれと言われて苦しむという話ではありません。弟子たちは、キリストが体験させてくださって、教育してくださって、ますます神を賛美するようにされるのです。
私たちも、自分の持っているものが足りないと思うことがあります。キリストが私たちに声をかけてくださるのは、今日かもしれません。