あさのことば 2022年6月12日(日)放送

尾崎純(光が丘キリスト教会教会牧師)

尾崎純(光が丘キリスト教会教会牧師)

メッセージ: 隠れたところから



 いかがお過ごしでしょうか。東京練馬の光が丘キリスト教会で牧師をしております、尾崎純と申します。
 マタイによる福音書の13章31節からのところで、キリストは、天の国をたとえた話をしました。『「からし種」と「パン種」のたとえ』です。からし種は、とても小さい種ですが、成長すると、鳥が巣を作るほど大きな木になります。パン種は、小麦粉の量からするとほんの少しを混ぜただけで、全体が大きく膨れます。天の国も、最初は小さくても、いつか大きな恵みをもって、目の前に現れてくるのです。

 キリストは、この「からし種」「パン種」です。からし種は、地面に蒔かれると、土の中でその形をなくします。パン種も、小麦粉に混ぜられて、見えなくなります。キリストの十字架も同じです。キリストは、命を投げ出しました。しかしそこに、罪の赦しと救いの恵みが始まって、天の国が広がっていくのです。

 世界の片隅にひっそりと生まれたキリストが、十字架につけられたことは、歴史に記録されるほどのことでもなかったでしょう。しかし、その弟子たち、そのまた弟子たちは、世界中にキリストの教会を建てていったのです。

 今日世の中を見ていると、一体どうなっているんだと思ってしまうことがあります。しかし、私たちは、そこで希望を失いません。そんな中でも、天の国は広がっていっている。それは間違いのないことで、だからこそ私たちも、信仰を与えられ、天の国の一員とされたのです。今日も、天の国は広がり続けています。私たちは、それを信じて良いのです。

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