おはようございます。坂戸教会の酒井啓介です。
あなたがもし、正しすぎたら危ないよ、と聖書が教えているのをご存じでしょうか。聖書には、次の言葉があります。「あなたは正しすぎてはならない。自分を知恵のありすぎる者としてはならない。なぜ、あなたは自分を滅ぼそうとするのか。」(伝道者の書7:16・新改訳2017)。
この意味は決して、少しは悪い方がいいよとか、正しさを妥協しなさい、ということではなく、あなたの思う正しさよりも、神の目に正しいと映る生き方をしなさい、という教えです。
例えば、ある人があらゆる準備をし、また、人に迷惑をかけない完璧な方法をとったとしましょう。準備することは、大切なことです。しかし、世の中は日々動いて、状況は変わります。この世の中の価値観や基準でさえも、揺れ動きます。長年、あなたが熱心に準備したことでさえ、この世界は認めないかもしれませんし、もっと言えば、不要なものと思われてしまうかもしれません。
どうしたらいいのでしょうか。だからこそ、世界を超えてすべてを治める神様へ目を向けなさいと、聖書はあなたに気付かせていて、そして、神様を恐れる者、神様を敬う者はうまく成し遂げる、と教えています。
自分で正しさを積み上げるよりも、神様を敬い、神様に従っていく正しさに生きてください。神様は、変わることのない、永遠に生きておられるお方です。