おはようございます。いかがお過ごしでしょうか。筑波みことば教会の牧師、朴徹です。
他人の才能や他人の置かれている環境に嫉妬したり、羨ましい気持ちから、ないものねだりをする人がいます。そんなことをしてもしょうがないと分かっているけれども、ついついないものねだりをしてしまう。それが人間の本性かもしれません。
しかし、聖書は、「わたしたち一人一人に、キリストの賜物のはかりに従って、恵みが与えられて」いると語っています。新約聖書エフェソの信徒への手紙4章7節のことばです。
神様は、私たち一人一人を個人的に知っておられ、愛しておられます。なぜ、私たちを愛しておられるかというと、それは神様が愛だからです。その愛なる神様が、私たち一人一人に、「キリストの賜物のはかりに従って」恵みを与えてくださるのです。私たちそれぞれが、「あれが欲しい、これが欲しい、これがなければ恵みじゃない」というのではありません。神様が、私たちの全ての必要をご存知で、私たちそれぞれに、最も必要な恵みがもうすでに与えられているのです。
健康でなくても、健康な人を羨む必要はありません。自分より恵まれている人の環境を妬む必要もありません。何かがあろうとなかろうと、世でいう幸せの条件を満たす財産や持ち物などなくても、私たちは、もうすでに十分に幸せな人生を与えられているのです。
ですから、ないものねだりをするのではなく、神様のために、今いる場所で、今あるもので、自分にできることをする。それが、神様の愛に感謝する、クリスチャンの生き方なのです。