あさのことば 2022年1月31日(月)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

佐野直史(銚子栄光教会牧師)

佐野直史(銚子栄光教会牧師)

メッセージ: 何はともあれご飯を食べよう



 おはようございます。銚子栄光教会の牧師、佐野直史です。今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。

 あなたは人生の中で、疲れを感じることがあるでしょうか。何かスポーツをして筋肉痛になるという一時的なものではなく、何か大きな仕事や課題に向き合って、人生に疲れを覚えることがあるでしょうか。

 神の言葉を預かり人々に伝える仕事をしていた預言者エリヤという人にもそういうことがありました。エリヤは、偽物の神バアルの預言者と戦うという大きな仕事を終え、ほっと一息ついていました。しかし、戦いはもう終わったと思っていたのに、すぐに敵の策略により、彼は命を狙われ、追っ手から逃げることとなったのです。

 エリヤは本当に疲れていたのだと思います。彼は逃げた先で神様に、「主よ、もう十分です。わたしの命を取ってください」(列王記上19:4)と祈り願います。彼は人生に疲れて、自分の命が絶えるのを神に願ったのです。

 しかし、神様はそんなエリヤにパン菓子と水を送り、「起きて食べよ」(列王記上19:5)と声をかけ、彼を励まし、力づけられました。彼はその神から与えられる肉の糧を通して、元気を取り戻していったのです。私たちも人生の中で、疲れを覚える時、うまくいかない時、もうどうにでもなれと思う時があると思います。そんな時は、何はともあれ、神様が与えてくださるご飯を食べたいと思います。たまには美味しいものも食べるのも良いと思います。

 神様は、命のパンだけではなく、食べ物によっても、私たちを力づけ、元気を与えてくださるお方です。

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