いかがお過ごしですか?川越教会牧師、木村恭子です。今週は、神を知るために、イエス・キリストの言葉に注目しています。
ユダヤ人にとって羊はなじみ深い動物のようです。聖書には羊という言葉が700回以上出てきます。イエスは羊飼いと羊の関係を、ご自身と民との関係にたとえて話されました。
イエスはご自分を「わたしは良い羊飼いである」(ヨハネ10:11a)といいます。ということは、「悪い羊飼い」もいるわけです。「悪い羊飼い」は、雇われ羊飼いで、羊より自分の命が大切。危険が迫れば羊を置き去りにして自分が助かる道を選びます。
しかし、イエスは「良い羊飼い」であり、「良い羊飼いは羊のために命を捨てる」(ヨハネ10:11b)というのです。これはイエスの十字架を指しています。イエスは信じる人々のために、十字架上で命を捨てたのです。信じる者が永遠の命を得るためです。
さらに、「わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。その羊もわたしの声を聞き分ける。こうして、羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる。」(ヨハネ10:16)と言われます。
あなたにも羊飼いの声、神の声を聞き分ける耳が与えられています。