仙台カナン教会の今井献です。
今月は、マルコ福音書1章からキリストの救いについて考えています。
マルコ福音書1章16節以下に、福音宣教を開始したイエスが、弟子を作る様子が描かれています。「シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。イエスは、『わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう』と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。」(マルコ1:16-17)
ここから、わたしたちがどのように救い出されるかを知ることができます。第一に、イエスがわたしたちをご自分のもとに呼び出します。第二に、わたしたちがイエスに従います。イエスが、わたしについてきなさい、従いなさい、とわたしたちに求めているからです。
第三に、わたしたちに役割が与えられます。イエスが二人に人間をとる漁師にしようと語っているように、各々に役割が用意されています。ただし、この時のように、明示的に役割が与えられるとは限りませんが。
第四に、新しい人生が始まります。イエスの呼びかけに応じた二人は網を捨てて従った、とあります。網を捨てるという行為には、それまでの生活を捨てて、キリストと共に生きるという新しい人生を始める決意が示されています。キリストを受け入れるとき、すべての人に新しい人生が与えられます。