おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
1927年5月21日は、アメリカのチャールズ・リンドバーグが飛行機で大西洋横断に成功した日です。「翼よ!あれがパリの灯だ」という言葉は有名で、後に映画のタイトルにもなりました。
鳥のように空を飛びたいという願望は、飛行機の実現によってかなえられはしましたが、しかし、その願望の背後には、いろいろな思いが込められています。空を自由に飛び回る鳥の姿は、束縛からの解放をイメージさせます。力強く飛び立つ鳥の姿は、新しい世界への旅立ちや未来ヘの希望を連想させます。人は実際に空を飛ぶことよりも、そうした鳥の姿から来るイメージにあこがれています。
ところで、旧約聖書のイザヤ書にはこんな言葉があります。「主に望みをおく人は新たな力を得 鷲のように翼を張って上る。」
預言者イザヤが、この言葉を神からいただいたのは、ユダ王国が存亡の危機に直面し、復興の望みさえ見えない時でした。国も人の心も疲弊しているときに与えられた言葉です。聖書の神に望みを置く人だけが、鷲のように自由に力強く羽ばたくことができるのです。
今日の聖書の言葉・・・「主に望みをおく人は新たな力を得 鷲のように翼を張って上る。走っても弱ることなく、歩いても疲れない。」イザヤ書40章31節