おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
きょう5月7日は、5と7の語呂合わせから「コナモンの日」と呼ばれています。「コナモン」とは、たこ焼きやお好み焼きなど、粉を使った食べ物を指す言葉です。
粉を使った料理はもちろん、イエス・キリストの時代にもありました。その代表は、パンでした。粉を練ってパンに焼き上げる仕事は、主に女性の仕事でした。そんな当時の女性の手仕事を題材に、イエス・キリストはたとえ話を語られます。
「神の国を何にたとえようか。パン種に似ている。女がこれを取って3サトンの粉に混ぜると、やがて全体が膨れる。」3サトンは、およそ38.4リットルで、小麦粉だとおよそ20キログラムぐらいにもなります。結構な量ですね。しかし、そんなに大量の粉を膨らませるために必要なイースト菌は、ほんのわずかな量です。
とるに足らない小さな存在であっても、全体に影響を与えるほどの存在、それが神の国だと、キリストはおっしゃいます。小さく感じられる神の国の福音が、人生を、そして世界をふくらみのある豊かなものにする力があるのです。
今日の聖書の言葉・・・「神の国を何にたとえようか。パン種に似ている。女がこれを取って3サトンの粉に混ぜると、やがて全体が膨れる。」ルカによる福音書13章20節21節