キリストへの時間 2021年7月11日(日)放送

小澤寿輔(高知教会牧師)

小澤寿輔(高知教会牧師)

メッセージ: 人生のナビゲーション

【高知放送】
     

【南海放送】
     

 おはようございます。高知市上町4丁目にあります、日本キリスト改革派高知教会の小澤寿輔です。
 いよいよ夏ですね。皆さんは夏といえば、何をするのがお好きでしょうか。私は学生のとき何よりも好きだったのは、山登りをしたり渓谷でキャンプをしたりすることでした。

 で、山登りをするとき、必ず持って行くものがありました。それは地図とコンパスです。(コンパスとは、方位磁石のことです。)なぜ必要なのか分かりますか。山道を歩くとき、出発地点、目的地、そして今自分がどの辺を歩いているのか、現在位置を知るための必需品だからです。コンパスの針は常に北を指します。地図は必ず北が真上になるように印刷されています。ですからコンパスが北を指したら、その方角に地図の真上を向けて読むと、地図上の地形と実際に目で見る地形とを照らし合わせて、現在位置を割り出すことができます。

 もし地図もコンパスも持たず、自分の方向感覚だけに頼って山道を旅したらどうなるでしょう。それはとても危険な行為です。道を外れてしまうと、崖から落ちてしまったり、深い原生林に迷い込んでしまったりして、最悪の場合は命を失うことになりかねません。なので、地図とコンパスは必ず持って行きます。

 でも最近はGPSが開発されて、車のナビやスマホがあれば、簡単に現在位置を知ることができるようになりました。車の運転の場合、ナビを使って目的地を設定すれば、たとえ自分は道を知らなくても、ナビの言う通りに運転すれば、目的地まで導いてくれます。船による航海の場合も、羅針盤がついているので、景色の全く変わらない大海原でも、目的地の方向を見失うことなく航海できます。

 飛行機にいたっては自動操縦システムというものがついていて、離陸時と着陸時の合計10分くらいは、操縦士がハンドルを握って操縦するそうですが、それ以外の時間はずっと自動操縦のままで良いそうです。そうすれば、たとえ雲の中、暗闇の中で先が見えなくても、安心して目的地に行くことができます。このように山登りにしても、車の運転にしても、船による航海にしても、飛行機による航空にしても、旅をするときには、ナビゲーションが必要なのですね。

 ところで、私たちの人生も、知らない道を旅するようなものです。しかし多くの人は、ナビも、地図とコンパスも持たないまま、人生という過酷な旅を続けています。人生、山あり谷ありと言われます。荒れ野や砂漠や大きな川があります。若いリスナーの方は、これから先、進学、就職、結婚、子育て、ときには闘病、親の介護など、道のりは長いです。この人生という長旅において、約束の地、天国にたどり着くためには、目指すべき方向と現在位置を示すナビゲーションが必要です。

 皆さんは、そのような人生のナビゲーションを持っているでしょうか。私にとってそれは聖書です。聖書は地図とコンパスのように、天国に至る唯一で確かな道であるイエス・キリストを指し示しています。ヨハネによる福音書14章6節には次のようにあります。「イエスは言われた。『わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。』」父なる神のおられる天国に至る道、真理、命、それがイエス・キリストであると聖書は指し示しています。

 皆さんが今手にしている聖書を人生のナビゲーションとして取り入れ、聖書の示す道、真理を自分の道として歩んでみてください。あなたの人生の旅は豊かなものとなり、活き活きと命にあふれ、喜びに満たされたものとなるでしょう。



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