おはようございます。ごきげんいかがでしょうか。新所沢教会の牧師、長田です。
私は直接言われたことはないのですが、時々「キリスト教のせいで戦争が起こる」という主張を聞くことがあります。原因だと言われると反論したくなるのですが、今日はその話は置いておきましょう。
確かに教会は平和を実現する役目があります。イエス様は「あなたの敵を愛しなさい」と教えてくださっているのですから、仲良くできれば良いのは当然です。戦争を止められない責任の一端がキリスト教会にあると言われればその通りでしょう。実際、正直なところ、教会自身必ずしも平和ではありません。「教会に行ったら、みんないつも仲良くニコニコしているかと思ったらそうでもなかった。」と言う感想を聞くことがあります。
けれども、教会に行ってイエス様を信じたら、途端に怒りの感情がなくなるなどと言うことはありえません。私たちは弱さもあり、欠点もある人間なのです。イエス様は「医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人である。」(ルカ5:31)とおっしゃっています。教会に行く人は、自分がイエス様の教えを守れない罪を犯す人間であると知っています。そのことを悲しみ、少しでも仲良く平和に過ごせるよう願うから、教会に行くのです。そして罪を悔い改め、神様によって小さくても平和を作る人としていただくのです。
聖書を読みます。「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである。」(ルカ5:32)