あさのことば 2021年7月25日(日)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

木村恭子(川越教会牧師)

木村恭子(川越教会牧師)

メッセージ: コロナ時代を生きる知恵〜死の恐怖の中で



 いかがお過ごしですか?川越教会牧師、木村恭子です。
 新型コロナウイルスが終息しない中、息苦しい日々を送っている方が増えていることでしょう。今まで普通にできたこと、してきたことができないのは、誰にとっても大きなストレスです。この状況下で、心安らかに過ごすにはどうしたらいいのか。私は毎日そんなことを考えています。

 こんな中でまず覚えたいことは、全て神の御手のうちにあるということです。この世界も人間たちの営みも、そして私の命も。神は、神を愛する者たちを無下に扱われることはありません。その生涯の歩みだけでなく、地上での死を含めてです。

 旧約聖書の詩人は、神を信じる者の地上での「死」をこんな風に語っています。「主の慈しみに生きる人の死は主の目に値高い。」(詩編116:15)神は、まことの神を信じ、その恵みの中で生きる者の魂を捨て置かず、貴く(とうとく)扱ってくださる。死の時も死んだ後も。その魂を救いへと導き入れてくださる。詩人はそう確信しています。さらに今、私たちはキリストの十字架の贖いと復活の希望も与えられています。

 今、心は、コロナ感染や死への恐れでいっぱいかもしれません。ですがこんな時だからこそ、あなたも神を見上げてください。神は、神を愛する者を慈しみ、御子キリストを通して、永遠の命の祝福へと導き入れてくださいます。

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