ごきげんいかがですか、湘南恩寵教会の坂井です。今週は詩編の祈りに心を合わせて、皆さんといっしょにお祈りをささげたいと願っています。今日は詩編49編。まず6節から13節より抜粋してお読みします。
「…どうして恐れることがあろうか、財宝を頼みとし、富の力を誇る者を。神に対して、人は兄弟をも贖いえない。神に身代金を払うことはできない。魂を贖う値は高く、とこしえに払い終えることはない。人は永遠に生きようか。墓穴を見ずにすむであろうか。人が見ることは、知恵ある者も死に、無知な者、愚かな者と共に滅び、財宝を他人に遺さねばならないということ。…人間は栄華のうちにとどまることはできない。屠られる獣に等しい。」(詩編49:6-13より)
では、ご一緒にお祈りしましょう。
神様、地獄の沙汰も金次第と、世の人々は言います。お金さえあればと、今無念の思いを抱えて苦悩している者もたくさんいます。しかし神様、どうか私たちの心が、富の力に惹きつけられて、縛られてしまうことがないようにしてください。
確かに人間は栄華のうちにとどまることはできません。死ねば、獣と同じです。死ぬときには、何一つ携えて行くことができません。どれだけ財宝を積んでも、自分の魂を買い取ることはできません。人は二人の主人に仕えることはできない。神に仕えるか、富に仕えるかのどちらかであると、主イエスが言われたことを想い出しています。
どうか神様、富と力を持つ者を恐れる思いから自由にしてください。永遠の神よ、あなたに寄り頼みます。私の魂を贖うために、御子の命を差し出してくださったあなたの愛に、私はより頼みます。