おはようございます。松戸小金原教会の三川です。
私たちは、自分の理想とする人生を思い描き、その通りになることを願って神に祈ることがあります。でも時として、その願いや祈りが聞かれず、自分の思いとは違う人生に導かれたりすることもあります。そういう時、あなたはどのようにして自分の人生を受け入れていきますか?
聖書には、聖書の神からの呼びかけによって特別な働きに導かれた人が描かれています。サムエルという少年がその一人でした。神の呼びかけに対して「どうぞお話しください」(サムエル上3:10)と答えた少年サムエルは、神の声を聞く人となりました。それは、サムエルが預言者という役割に就くための第一歩でした。
次にサムエルは、聖書の神からひとつの伝言を言い渡されます。それは、神殿の祭司の不正に対する裁きの言葉でした(サムエル上3:11-14参照)。サムエルは祭司に、神からの裁きを告げなければなりませんでしたが、とても悩み恐れました。この祭司は自分の育ての親であり、恩師だったからです。
しかしサムエルは恐れながらも、祭司に向かって神からの裁きの言葉を告げました。実はこれは、サムエルが預言者として神と人に仕えるに足るかどうかの試験でした。こうしてサムエルは、神の声を聞く者であり、神の声を人に語る者となりました。サムエルは恐れながらも、神から示された道を受け入れ進んで行き、神と人に愛されました。
あなたも神に示された道を進む時、恐れることがあるでしょう。でも、その道を進んでみてください。神は必ずその勇気に応えてくださいます。