おはようございます。松戸小金原教会の三川です。
聖書の神に真剣な祈りをすることで、私たちの悩み嘆いている心には晴れやかな思いが与えられます。とは言っても、真剣に祈っているはずなのに、神は今日も私に沈黙しておられると思わされる日もあるでしょう。
聖書には、聖書の神に祈りながらも、その神の沈黙に苦しむ人が描かれています。ハンナという女性がその一人でした。しかし聖書の神は、ハンナの真剣な祈りに応え、彼女にサムエルという子どもをお授けになりました。サムエルは、神と人に愛される男の子で、小さな頃より神殿で神に仕える人となりました。
ある夜、神は寝ているサムエルに呼びかけました。しかしまだ神を知らないサムエルは、その呼びかけが神殿の祭司からのものだと思い、祭司の元へ行きます。祭司はサムエルがおかしなことを言っていると思いましたが、そのうち、サムエルは神の声を聞いているのだと気づきました。そこでサムエルに神の呼びかけに応えるようにと教えます。こうしてサムエルは「どうぞお話しください、僕は聞いております。」(サムエル上3:10)と、神の呼びかけに応え、神の声を聞く人になりました。
なぜサムエルは神の声を聞くことができたのでしょう?それは、サムエルが選ばれた特別な子どもだったからではありません。神の呼びかけに対して「どうぞお話しください」と神の声を聞く信仰を持ったからでした。聖書の神は、きっと今あなたにも呼びかけておられます。その声に耳を傾けてみませんか?