いかがお過ごしでしょうか。せんげん台教会の川栄智章です。
創世記2章には、女は男のあばら骨で造られたと書かれています。ですからアダムがエバを初めてみた時に、男、「イシュ」である自分と大変似ているので、「これこそわたしの骨の骨、わたしの肉の肉」(創世記2:23)と言いながら、エバを女、つまり「イシャー」と名付けました。
イシュ、イシャーとはヘブライ語で「男」「女」という意味です。英語なら、男が「マン」ですから、アダムはエバを似たような発音で「ウーマン」と名付けたというのです。エバを見て、まさに生涯の誠実な伴侶を得ることになったと喜びました。
女は男のあばら骨から作られました。しかし男は女から生まれて来るのです。女がいなければ男だって存在できません。したがって神は人を男と女の二人としてではなく、一体としてお造りになられました。男と女は二人が結婚する時に初めて完全に、一つになるのです。
このような男と女の創造は、イエス様と教会の関係になぞらえることができるでしょう。イエス様がアダムであり、教会はエバです。したがって「神の許しの中で結婚した男と女が、離縁してはならない」と、イエス様が大変厳しいことを言われる時、それは、ご自身が決して教会を見捨てることはないという決意表明のように、慰めの言葉として私たちに響いてくるのです(マタイ19:1-12参照)。