ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
あなたは「自分だけ仲間はずれで、ひとりぼっちだ。」という孤独感を感じたことがありませんか。
イエスさまの弟子の一人にトマスという人がいました。トマスは、イエスさまが死から復活して弟子たちのところに現れたときに、たまたまそこにいることができませんでした。イエスさまとの再会を喜ぶ他の弟子たちの中で、トマスは自分だけが取り残されてしまったという不満を感じました。だからトマスは「死んだ人が復活するはずがない。」と他の弟子たちに言い張ったのです。
もしかしたら、トマスは「自分はイエスさまから忘れられてしまったのかも知れない。」と思ったのかもしれません。しかしイエスさまは、そんなトマスの前にも再び現れてくださいました。そしてトマスに「私に触れてみなさい」と優しく語りかけてくださったのです。イエスさまはトマスが考えていたことをすべてご存知だったのです。なぜならトマスには見えませんでしたが、復活されたイエスさまはいつもトマスと一緒にいてくださったからです。
復活されたイエスさまは私たちの目には見えませんが、いつも私たちと一緒にいてくださいます。そしてあなたの悲しみ、苦しみをすべて知ってくださって、助けてくださる方なのです。
イエス・キリストの言葉「あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。また、あなたの手を伸ばし、わたしのわき腹に入れなさい。信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」ヨハネによる福音書20章27節