おはようございます。田無教会牧師、中山仰です。
アメリカの制度では、早くて30年毎に政府の公文書をすべて一般公開することになっています。イエスさまの言葉に「人々を恐れてはならない。覆われているもので現わされないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはないからである。」(マタイ10:26)とあります。この聖書の言葉などに影響を受けているのかなと内心思っています。いずれにしろ、特に悪いことは必ず発覚します。たとえ迷宮入りになったとしても、神の前に見過ごされるものはありません。
50〜60年くらい前に、アラン・ドロンというフランス人の俳優が出ていた『太陽がいっぱい』という映画がヒットしました。地中海で豪華クルーザーの所有者を殺して、自分の物にしてしまいます。
取り調べはクルーザーの点検作業が見える事務所でなされています。状況証拠しかなく、警察が手をこまねいている中で、クルーザーの錨がゆっくり巻き上げられて行きます。ラストシーンのテーマソングが流れる中で、その錨に所有者の死体がからまって上がって来る場面が印象的でした。
主イエスは続けて言われます。「体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい。」(マタイ10:28)そのように二羽の雀の内のおまけの一羽の雀でさえ父なる神は愛し、支えてくださいます。ましてあなたがたは雀以上に愛されている存在です、と言い切ってくださいます(マタイ10:28-31参照)。