おはようございます。神奈川県横浜市にある綱島教会で牧師をしております。小宮山裕一です。よろしくお願いします。
明日は明日の風が吹くという言葉があります。未来のことを心配してもしかたない、気楽にいこうぜ、という意味の言葉です。
この言葉がどこからきたのか様々な説があるようですが、その一つに聖書があげられています。しかし聖書にはこの言葉はありません。似たような言葉はあります。「だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」(マタイ6:34)
ここでいわれているのは、気楽にいこうぜ、という意味ではありません。その日を精一杯生きることを勧めています。私たちの一日には色々なことが起こります。その一つ一つにきちんと対処していたら次の日のことを考える暇もないほどです。しかしそれは大変なようで、とても充実しています。今日、精一杯生きる。そして明日も精一杯生きる。その時、一日が充実したものとなっていくのです。
その労苦はただ何となく過ごすことでは得られません。神の国を求める時に与えられるものです。神の国に入る。これはキリストを信じて歩むということです。その時に私たちは一日一日を懸命に生きる。今日、色々あった。大変なこともあった。でも神の守りの中で生きた。明日もきっと、神の守りの中で生きることができる。この平安の中で眠りにつくことができる人は幸いです。
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