おはようございます。西鎌倉教会の大木信です。
人は社会の中で生きる動物です。単独で生きるのではなく集団で社会を形成し、他人との関わりの中で責任をもって生きていく社会の一員です。この社会生活は何も大人になってからではなく、子どもの時から始まっています。
社会の一員としての責任を果たすためにまず必要なことは、私たちの周囲に目を向けること、社会に関心を持つことです。この現代社会には様々な問題があります。教育問題や学校問題、環境問題、また差別の問題などがあります。新型コロナウイルス感染症の問題などもあります。
どこを見ても問題だらけのこの社会の中で、私たちはいったいどのように生きるべきでしょうか。大きなことはできないかもしれませんが、「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣く」心を持ち(ローマ12:15)、「互いに重荷を担い」合って(ガラテヤ6:2)、関係を他者に対して持とうとするならば、きっとその心は大きなうねりとなって周囲に広がっていくことでしょう。
偉大な神の力を信じて強くされ、神にこそ希望を抱いて社会の中で生きること。これが今、私たちに求められている生き方です。