おはようございます。西鎌倉教会の大木信です。
礼拝を通して、神を信じるクリスチャンとなった人は、同じ神を信じる人たちを「兄弟姉妹」と呼びあって教会で生活するようになります。そのように信じる者同士、横の結びつきをまた大事にしていきます。
人が一人で生きられないのと同じように、クリスチャンもたった一人で信仰を守り通すことはできません。信仰は、同じ神を信じた者同士、つまり二人以上で守るものです。隣りのクリスチャンと本当に同じ神を信じているかどうか。つまり自らの信仰が独りよがりになってはいないか。同じ神を信じる確認の場、というものが必要になるわけです。その場所こそ日曜日の礼拝であり、それから実は祈りの時間でもあるのです。
祈りの要素の一つに、「執り成しの祈り」というものがあります。兄弟姉妹や家族、地域社会や世界のことなど、自分のことだけでなく他人や周囲を覚えて祈るのです。真面目に生きていれば人は悩みます。時には不安にもなります。信仰内容や教会のこと、家族のこと、その他悩みなどを自分だけでなく一緒に考え、祈り合い、協力し、助け合う。苦しみを分かち、喜びを共にする。これが祈りを深め合えた者同士、兄弟姉妹に与えられる、教会ならではの豊かな交流です。