いかがお過ごしでいらっしゃいますか。江古田教会の浅野正紀です。今日も、聖書の言葉に聞きたいと思います。
私たちには、とても大事にしているもの、宝物と呼べるものがあると思います。聖書には、神の宝物について記されています。申命記7章6節です。「あなたは、あなたの神、主の聖なる民である。あなたの神、主は地の面にいるすべての民の中からあなたを選び、御自分の宝の民とされた。」
これは、モーセがイスラエルの民に語った言葉です。神は、モーセをイスラエルの民の指導者としました。そして神は、奴隷となって苦しんでいたイスラエルの民をエジプトから脱出させ、約束の地カナンへと導きました。このエジプト脱出の出来事は、神がイスラエルの民を愛していることのあらわれでした。イスラエルの民は、神の恵みによって選ばれ、神の宝物とされました。神から宝物と呼ばれることほどすばらしいことはありません。
神は、私たちのことも宝物と呼んでくださいます。神は、私たちを宝物と呼ぶほどに愛してくださいます。だからこそ神は、罪に苦しむ私たちを罪から救い出すために、御子イエス・キリストをこの世界に遣わしてくださいました。御子イエス・キリストは、私の罪をゆるすために、十字架にかかって死んでくださいました。
神の私たちに対する愛は、御子イエス・キリストの十字架に最もよくあらわされています。神は、私たち一人ひとりをイエス・キリストのゆえに特別な存在として選び、初めから宝の民としてくださいます。