いかがお過ごしでいらっしゃいますか。江古田教会の浅野正紀です。今日も、聖書の言葉に聞いていきたいと思います。
イエスが弟子たちに語った話の中に「見失った羊のたとえ」があります。主人公は、100匹の羊の世話をしている羊飼いです。この羊飼いはある時、1匹の羊を見失ってしまいました。羊は、主人から世話を任されている大事な財産です。1匹でも失ってしまったら大変です。この羊飼いは、99匹を野原において、1匹を必死に捜し回りました。こうして、ようやく見失った1匹を見つけ出しました。羊飼いは、羊を見つけ出したことを喜び、羊を担いで、99匹のところに戻りました。家に帰ると、この見失っていた羊が見つかったことを友達や近所の人にも話し、いっしょに喜びました。
このイエスの話は、人が救われるということがどういうことなのかについて教えています。イエスは、この「見失った羊のたとえ」を語られた後に、こう言いました。ルカによる福音書15章7節です。「言っておくが、このように、悔い改める1人の罪人については、悔い改める必要のない99人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある。」
見失った1匹の羊とは、私たち一人ひとりのことです。神は、私たち一人ひとりを大切に思っています。神は、羊飼いが見失った1匹を必死に捜したように、離れてしまった私たち一人ひとりを見つけ出すまで捜してくださいます。神は、私たち一人ひとりが悔い改めて罪から救われることをとても喜んでくださいます。