浅野正紀（江古田教会牧師）

メッセージ： 主にゆだねる

　いかがお過ごしでいらっしゃいますか。今週一週間番組を担当させていただきます、東京都中野区にあります江古田教会の浅野正紀です。一週間、どうぞ宜しくお願いいたします。今週も、聖書の言葉に聞いていきたいと思います。

　私たちは、先が見えない不安の中を生きていかなければならない時があります。不安が大きくなる時、それは私たちを苦しめる重荷となります。詩編55編2節から3節には、不安の中での信仰者の祈りが記されています。「神よ、わたしの祈りに耳を傾けてください。嘆き求めるわたしから隠れないでください。わたしに耳を傾け、答えてください。わたしは悩みの中にあってうろたえています。わたしは不安です。」

　信仰者は苦しみの中で、訴えるべき方が神であることを知っています。ですから信仰者は、どんなことも神に祈ることができます。そして祈っていく中で答えが与えられます。

　詩編55編23節にこう記されています。「あなたの重荷を主にゆだねよ、主はあなたを支えてくださる。主は従う者を支え、とこしえに動揺しないように計らってくださる。」

　私たちは苦しみの中で、自分ががんばろうとしてしまいます。しかし信仰者は、自分が抱えている重荷を主にゆだねるように勧めます。「主にゆだねる」とは、自分であれこれ考えて結論を出そうと急ぐのではなく、忍耐して待つということです。神は、忍耐して待つ私たちを必ず支え、最良の道を示してくださいます。