おはようございます。仙台教会の風間義信です。
明日は日曜日、キリスト教会では礼拝をささげる日とされています。ところが、イエス・キリストは人々にののしられて十字架に付けられてしまいました。それは惨めな姿であり、呪われたものでした。
けれども、イエス様はその前に「あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」とヨハネによる福音書16章33節のように語られています。まさに苦難の極みですが、それにもかかわらず、どうして「わたしは既に世に勝っている」なのでしょうか。
その世に勝っているというのは、私たちの最大の敵である死に勝利されているということです。確かにイエス様は十字架で死を迎えられました。けれども、それで消えていなくなり、終わられたのではありませんでした。3日後に復活され、死に勝利されたことを示されました。まさに世に勝たれた方です。
それだけではありません。先ほどの言葉は「あなたがたには」と呼びかけられているものです。それは確かに私たちには多くの苦難があるのですが、そこにはいつも死に勝利されたイエス様がおられます。ですから世に勝っているのはイエス様だけでなく、私たちもまた勝っている者です。
こうして十字架は私たちがイエス様にあって世に勝っているしるしでもあります。その励ましをいただいて、私たちの毎日はこれからも支えられていきます。