おはようございます。福島教会の細田眞です。
「主のみたま くだりまし、わがこころを うごかして、よわき身を つよくなし、主を愛せしめたまえ。」これは讃美歌183番の歌詞です。
主イエスがいらっしゃらなくなった後、弟子たちは人々から隠れるようにして過ごしました。主イエスの仲間であることが人々に知られたら、どんなめに遭わされるかと恐れたのです。
五旬祭の日、一つの部屋で息をこらしていた弟子たちに聖霊が降りました。この聖霊が弟子たちを変えました。彼らは恐れの壁を破って、閉じこもっていた部屋から出て行きました。間もなくペトロは人々の前に立って説教を始めたのです。
かつて主イエスはこういうみ言葉を弟子たちに語られました。「わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。高い所からの力に覆われるまでは、都にとどまっていなさい。」高い所からの力というのは、聖霊のことです。力の元の言葉はギリシア語のデュナミスです。このデュナミスはダイナマイトの語源であると言われます。このことからもわかるように、聖霊は爆発的な力をもたらします。
この爆発的な力が働いたので、弟子たちは恐れの壁を打ち破ることができました。聖霊の爆発的な力が働いたので、ペトロは人々の前に立って説教をしたのです。聖霊は弟子たちの恐れを振り払い、彼らを伝道の働きへと送り出したのです。