ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
私には以前から、人の前でお話をしようとすると極度に緊張してしまうというところがあります。牧師をしている私は大勢の人たちの前でお話をする機会がたくさんあります。緊張しているとあらかじめ準備してきたお話を十分に人に伝えることができません。
そこで私は、自分が緊張しないためにはどうしたらよいのかと悩み続けました。緊張しない方法を教えたたくさんの本を読んで、その本のとおりにしてみるのですが、どうもだめです。それに「緊張したらダメだ」と考えると余計緊張し始めて、症状は一層深刻になります。私はこの問題で長い間苦しめられた後、一つのことに気づきました。
それは、私にとって大切なのは聖書のお話を皆さんに伝えることだということです。だからたとえ自分が緊張したままであっても、聖書のお話を伝えることが私のすべきことなのです。どうやら私はいつのまにか、緊張しないということが自分の人生の目標になってしまって、肝心の本当の人生の目標を見失いかけていたようです。
皆さんはどうでしょうか。あなたの今解決したいと思っている問題は、本当にあなたの人生にとって大切なことでしょうか。あなたが本当の人生の目標を見つけ出して、生き生きとした毎日を送ることができるようにお祈りしています。
聖書の言葉「御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。とがめ、戒め、励ましなさい。忍耐強く、十分に教えるのです。」テモテへの手紙ニ 4章2節