みなさん、ごきげんいかがですか。横浜市港北区にあります綱島教会の牧師をしております、小宮山裕一です。
あるアメリカの著名な神学者がこう言っております。「神は癌をもつくられた。」今、世界中で多くの人々が命を落とす原因となっている癌ですが、この癌もまた神がお造りになったというのです。この指摘はとても興味深く思うのです。聖書はこの世界のあらゆるものを神が造られたと教えています。だからこそこの世界はすばらしい。それとともに、病気はこの世界にとって、特に私たちの人生にとってありがたくない存在です。しかし、そのありがたくない存在もまた、神の御手の中にあるのです。
もし、病が神の御手の中にないとすれば、それこそ慰めはありません。神はこの世界をお造りになった方であり、あらゆる出来事に神のまなざしが注がれていることを覚えます。私たちにとって好まざる出来事も、神のお許しなくしてはなされません。
この放送をお聞きのあなたが病に苦しんでいるとしたら、それもまた神からのメッセージです。病を通して健康の大切さ、周りにいる人々のありがたさを覚えることができるでしょう。またそれとともに、私たちの命を支配しておられる方に思いを向けることができるのです。
目の前にある困難のみならず、その先におられる神に思いを向けていただきたいのです。その病にも神の守りと導きがあります。