おはようございます。筑波みことば教会の朴徹です。
故郷を出て家族と遠く離れて暮らしている人は、たまに地元に帰りたい、という思いがこみ上げて寂しくなる時があると思います。私も国を離れ、もう10年も日本で暮らしていますので、たまに韓国に帰りたくなる時があります。時には両親を置き去りしているような、後ろめたさと悲しさを感じることもあります。
ですから、私は、いつかは必ず国に帰るつもりです。韓国に帰って、それまでできなかった親孝行をします。友達と楽しい時間を過ごします。そのような希望と確信がありますので、不確かな海外での日々も耐えることができるのです。
しかし、最後に私が帰るところは、生まれ故郷の韓国ではありません。なぜなら、私の国籍は韓国ではなく「天」にあるからです。聖書には、「わたしたちの本国は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、わたしたちは待っています。」(フィリピ3:20)という言葉があります。
イエス・キリストを救い主と信じるクリスチャンにとって、いつか帰るべき故郷はこの地上のどこかではありません。天にこそわたしたちクリスチャンの故郷があるのです。そしてそのことを信じる信仰があるからこそ、少しは辛い日々であっても、耐え抜く力と希望と勇気をもって今日を生きることができるのです。