おはようございます。筑波みことば教会の朴徹です。
私が日本に来たのは今から10年前のことです。日本の教会に働き手が足りない、という話を聞いて、勇気を出して来日しました。しかしそのような意気込みとは裏腹に、10年前の私には働く場所が与えられませんでした。そのときは日本語が全く話せなかったからです。
それでまず、日本語の勉強をしました。そして日本の教会や文化などについても学びました。今すぐにでも働きたい、という気持ちは山々だったのですが、ちゃんと準備ができるまで忍耐しなければならなかったのです。何かを始めるために準備に時間をかけることは、一見退屈で無駄なように感じられるかもしれません。が、どんなことでも時間と忍耐が必要です。
クリスチャンになることもそうです。はじめクリスチャンになりたいと思って、勇気を出して教会に足を踏み入れたとしても「何をどうすれば良いか」わからない場合があると思います。礼拝で語られる聖書の話や言葉、教会の文化などに馴染めなくて、戸惑いを感じたり心が離れていくこともあるかもしれません。ですからクリスチャンになることには「勇気」と共に「忍耐」も必要なのです。しかし、私たちの忍耐は決して無駄にはなりません。
新約聖書ヘブライ人への手紙に「神の御心を行って約束されたものを受けるためには、忍耐が必要なのです。」(ヘブライ10:36)という言葉があります。忍耐をもって神様に期待しつつ待つ人には、必ず約束された報いが与えられる。それが聖書の確かな約束なのです。