ごきげんいかがでしょうか。草加松原教会の川杉安美です。
ヨハネの黙示録3章20節に、次のようなイエス様の言葉があります。「見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた、わたしと共に食事をするであろう。」
これは、心の中にイエス様を受け入れることを勧める言葉です。イエス様は神様ですから、無理に入ろうとするなら、入ることもできるでしょう。けれども、あえて内側から開けてくれるのを待っているのです。これは、人間をちゃんと人間扱いしているということではないでしょうか。
たとえば人間扱いされない奴隷や犬猫なら、首に縄をつけてでも、強引に動かしてしまいます。あるいはマインドコントロールをして誘導してしまうこともあります。けれども人間には理性や意志や感情があります。行動を起こすには、本人が考え、判断し、そして喜んで決断していくものです。イエス様はそれを尊重されます。外から働きかけて、あとは本人が決断するのを待っています。
私は自分が牧師になる決心をするとき、何か特別の導きがあるのではないかと思い、ずっと待っていました。けれども、実は周りの人のアドバイスとか、状況とか、様々なことを通して神様はすでに働きかけていたのだと気づきました。あとは、自分が決断するのを神様の方が待っているのだと気づきました。それで、決断しました。
あなたがイエス様を信じて従う決断をするのを、すでにイエス様が心の戸をたたき、待っているのかもしれません。