おはようございます。銚子栄光教会の牧師、佐野直史です。
私たちの人生において、「人との出会い」というものはとても大切だと思います。ところで、私たちが「神様」という御方と出会ったならば、どんなに素敵な人生を送ることができるでしょうか。今週は、聖書に出てくる、神様と出会った人たちのお話をしたいと思います。
ベタニアという村に、イエス様と親しい関係にあったマルタ、マリア、ラザロの3兄弟がいました。あるとき、ラザロが死に至る重い病にかかってしまい、イエス様はその知らせを聞いてベタニアに向かいました。しかし、イエス様がベタニアに着いた時、ラザロはすでに死んでいて、墓に葬られて4日も経っていたのです。
マルタはイエス様を迎えに行き、言いました。「主よ、もしここにいてくださいましたら、わたしの兄弟は死ななかったでしょうに。」(ヨハネ11:21)彼女は愛する者の死という受け入れられない現実を目の前にして、どうすることもできない悲しみと怒りをイエス様にぶつけたのです。
そんな彼女に対してイエス様は言われます。「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。」(ヨハネ11:25)イエス様は、ご自身には死に打ち勝つ力があり、キリストを信じる者には復活の希望があることを語ったのです。
イエス・キリストは、死に打ち勝つ力をお持ちになり、十字架で死なれ、3日目に復活された御方です。それは、私たちの人生が死で終わることのないように、復活の道を開くためでありました。そのイエス様が今日もあなたに出会ってくださいます。