おはようございます。銚子栄光教会の牧師、佐野直史です。
私たちの人生において、「人との出会い」というものはとても大切だと思います。ところで、私たちが「神様」という御方と出会ったならば、どんなに素敵な人生を送ることができるでしょうか。今週は、聖書に出てくる、神様と出会った人たちのお話をしたいと思います。
ある時、イエス様が道を歩いていると、出血が続く病気に苦しむ女性が近寄ってきました。「イエス様の服にさえ触れれば治してもらえる」と思ったからです。彼女はその病に12年間も悩まされ、たくさんの医者のところに行きましたが、治してもらうことはできず、むしろ、医者たちにひどく苦しめられ、全財産を使い果たしてしまいました。しかも、当時の社会において、出血のある女性は汚れた存在とされ、人々から差別を受けておりました。
彼女が過ごしてきた12年間の苦しみと孤独は、想像に余りあるものだと思います。彼女はまさに、絶望の淵に立たされておりました。しかし今、そんな彼女が最後の望みをかけて、イエス様の服に触れたのです。服に触れた瞬間、彼女の病は癒されました。そして、イエス様は彼女に言われるのです。「娘よ。元気になりなさい。あなたの信仰があなたを救った。」(マタイ9:22)
神様は、ご自身にすがり、助けを願い求める者に応えてくださる御方です。絶望の淵に立たされた私たちと出会ってくださり、私たちの絶望を希望に変えてくださる御方です。その神様が今日もあなたに出会ってくださいます。