皆さんお元気にお過ごしですか。私は今週一週間、この番組を担当させていただきます、西武新宿線花小金井駅南口徒歩7分、グリーンロード沿いにあります、花小金井教会牧師の小堀昇と申します。どうぞ宜しくお願いいたします。
さて聖書は次のように語ります。「強い風が吹いて、湖は荒れ始めた。25ないし30スタディオンばかり漕ぎ出したころ、イエスが湖の上を歩いて舟に近づいて来られるのを見て、彼らは恐れた。」ヨハネによる福音書6章18節以下です。私たちは、この短い御言葉から「恐れ」ということについて教えられます。
弟子たちがガリラヤ湖で出くわした恐れ。それは、大嵐がもたらしたものでした。弟子たちの多くは漁師ですから、舟をこぐのはお手の物です。しかし、そんな彼らが一晩かかっても「25ないし30スタディオン」しか進むことができなかった。そんな大嵐でした。これはわずか4〜5kmしか進むことができなかったということです。彼らはもしかすると、この大嵐の中で船が沈んで死んでしまうかもしれない。死を恐れました。これは、本当によく分かることです。
しかしもう一つ、彼らは、湖の上を歩いてこられたイエスを恐れてしまいました。いるはずのないお方が、いるはずのないところにおられる。彼らは、風も、波も、嵐も支配される、イエスを恐れてしまいました。しかし、イエスはこの後、大嵐を静めて弟子たちを助けていかれたのでした。
私たちも、突然の大嵐で、恐れてしまうことがあります。しかしイエスは、そのあなたの人生の大嵐の真っ只中で、その恐れの中で出会ってくださるお方です。そして嵐を静めてくださるお方です。どうぞあなたも、このお方を信じてください。それではまた、ごきげんよう。