浅野正紀（江古田教会牧師）

メッセージ： 「父よ」と呼びかける祈り

　いかがお過ごしでいらっしゃいますか。今週一週間、番組を担当させていただきます、東京都中野区にあります、江古田教会、浅野正紀です。一週間、どうぞ宜しくお願いいたします。
　今週は、イエスが弟子たちに教えた「主の祈り」の言葉に聞きたいと思います。「主の祈り」は、私たちの祈りの最高の模範です。「主の祈り」を学ぶことで、私たちの祈りが豊かになります。

　イエスは弟子たちに、祈る時、「父よ」と呼びかけるように教えました。確かにイエスは神の子ですから、神よりこう呼びかけられました。ルカによる福音書3章22節です。「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。」

　「父よ」という呼びかけをもって神に祈ることができるということは、イエスが神と親子のような親しい関係であることを意味しています。私たちもイエスを救い主と信じる時、神の子イエスを通して、神と親子のような親しい関係を持つことができます。まさに祈りとは、神と親しい関係を持っているからこそ、できることです。

　神は、父親として私たちの祈りを聞いてくださいます。父親は、子どもを守る義務があります。神は、父親が子どもを見守るように、いつも私たちと共にいて守ってくださいます。父親が子どもに必要なものを与えるように、神は、私たちが今何を必要としているのかをすべて知っています。ですから私たちは安心して、神に何でも祈ることができます。