いかがお過ごしでしょうか。東京練馬の光が丘キリスト教会で牧師をしております、尾崎純と申します。
マタイによる福音書の8章23節からの場面で、イエス様と弟子たちの乗った船が嵐に巻き込まれました。弟子たちは助けを求めてイエス様に叫ぶと、イエス様は言いました。「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ。」(マタイ8:26)
もちろん、その通りです。イエス様が同じ船に乗っているのですから、怖がる必要はありません。
しかし、弟子たちの気持ちは分かります。そもそも、弟子たちが嵐にあったのは、イエス様について行ったからです。船に乗り込んだのも、イエス様が先です。イエス様に従っているのに、嵐になったのです。これは逆に言うと、イエス様に従う中でも、嵐のような出来事は起こってくるのだということです。しかし、イエス様は嵐を静めてくださるのです。
「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ。」この言葉は私たちを励ましてくれます。たとえ怖がっても、イエス様は助けてくださるのです。弟子たちの信仰は薄かったのですが、信仰が薄いと、神の力も小さくなるということはないのです。
イエス様は嵐を叱りつけて静めました。殴りつけて、とか、打ち倒して、ではありません。叱りつけて静めることができるというのは、相手はイエス様の言葉を聞かなければならないということです。イエス様は、熱でも悪霊でも、叱りつけて追い出します。イエス様には、すべての上に立つ権威があるのです。