いかがお過ごしでしょうか。東京練馬の光が丘キリスト教会で牧師をしております、尾崎純と申します。
マタイによる福音書の8章23節からの場面で、イエス様と弟子たちの乗った船が嵐に巻き込まれました。聖書を原文で読んでみますと、「嵐」という言葉は「地震」という意味にもなる言葉です。嵐も地震も、私たちを揺さぶるものです。では、私たちは揺さぶられた時、どうすればよいのでしょうか。
その時、イエス様は眠っておられました。イエス様は嵐の中でも揺さぶられてはいません。弟子たちは揺さぶられています。弟子たちはイエス様を起こし、「主よ、助けてください。おぼれそうです」(マタイ8:25)と訴えました。弟子たちの言葉は「主よ、救ってください。私たちは滅びそうです」とも訳すことができる言葉です。イエス様は風と湖を叱りました。そうすると、嵐が止んだのです。
しかし、風と湖を叱るというのは不思議です。風と湖に聞く耳があるとは思えません。しかし、イエス様は病気の人を癒す時、熱を叱りつけて追い出したことがありました。悪霊を追い出す時も同じです。叱りつけて追い出すのです。嵐と病気と悪霊は、私たちにとっては全然違うものです。しかし、イエス様にとっては同じです。私たちを揺さぶるものを、イエス様は放っておかないのです。私たちを揺さぶるものは、イエス様にとっては叱りつけて追い払うべきものなのです。
揺さぶられたら、祈りましょう。「主よ、救ってください。私は滅びそうです。」イエス様が働いてくださいます。