いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。
新型コロナウイルスの感染拡大のために、わたしたちの生活も新しい方向を考えることになりました。それでもラジオやインターネットを通じてイエス様の言葉を聴くことができる幸いを感謝しています。
古代中国の皇帝は、不老不死の薬を求めて国中を探索させたそうです。イエス様は、永遠の命に至る食べ物があると教えています。わたしたちは毎日の食べ物に関心があるでしょう。免疫力を維持するためにはバランスの取れた食事が重要です。しかし、どれほど健康に注意してもわたしたちの体は病や老化でいずれ朽ちていきます。
永遠の命に至る食べ物があれば、大人気商品になるでしょう。買い占めが起こるかも知れません。イエス様は、「わたしが命のパンである」(ヨハネ6:48)と言われました。そして「このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる」(ヨハネ6:51)と言われました。イエス様の教えを直接聞いたユダヤ人たちは戸惑いました。
もちろん、イエス様は、ここで命のパンを比喩として語っています。命のパンはイエス様の教えであり、教会で行われる聖餐式のパンをもたとえています。多くの教会では、月に一度礼拝でパンを食べ、ぶどう酒を飲む儀式を行っています。これが聖餐式です。この儀式にはイエス様を信じて洗礼を受けた人だけが参加できます。
ですからイエス様の体を示すパンを食べることのできる人は、イエス様の言葉を信じた人です。イエス様はその人を終わりの日に復活させると約束されました。わたしたちには毎日食料が必要です。しかし、永遠の命のパンはもっと必要です。それはイエス様を信ずることです。