おはようございます。銚子栄光教会の牧師、佐野直史です。
私たちの人生において、「出会い」というものは、とても大切だと思います。「あの人に出会っていなかったら、今の自分はない」ということを思わされます。ところで、私たちが「神様」という御方と出会ったならば、どんなに素敵な人生を送ることができるでしょうか。今週は、聖書に出てくる、神様と出会った人たちのお話をしたいと思います。
少年サムエルは、幼い頃から、当時礼拝する場所であった神殿で、祭司エリの下、神様にお仕えしていました。ある晩、サムエルがその神殿で寝ていると、彼を呼ぶ声が聞こえてきました。「サムエルよ」と。彼はその声をエリの声だと思い、エリのところに行きました。しかし、エリは「私は呼んでいない」と彼に答えました。
サムエルはまた戻って寝ていました。すると、再び「サムエルよ」という声が聞こえるのです。同じ出来事が3回続きました。そしてついに、エリの助言もあり、彼はそれが神様の声、神様の言葉であることに気付いたのです。そして、彼は4回目に「どうぞお話しください。僕は聞いております。」(サムエル上3:10)と、神様の呼びかけに応えたのでした。
神様は、今は聖書の言葉を通して、私たちに何回も何回も語りかけてくださる御方です。もし私たちの心に、聖書の言葉が響いたのであれば、それは神様が私たちに語りかけているのかもしれません。神様は「あなたに伝えたいことがある」と、今日も聖書を通して、私たちに語りかけてくださるのです。