おはようございます。銚子栄光教会の牧師、佐野直史です。
私たちの人生において、「出会い」というものは、とても大切だと思います。「あの人に出会っていなかったら、今の自分はない」ということを思わされます。ところで、私たちが「神様」という御方と出会ったならば、どんなに素敵な人生を送ることができるでしょうか。今週は、聖書に出てくる、神様と出会った人たちのお話をしたいと思います。
ザアカイのお話の続きです。罪人であったザアカイは、イエス様と出会い、心を入れ替えます。今まで犯した罪を認め、これまで不正に税金を取り立ててきた人たちへの償いと、貧しい人々への施しを誓うのです。そんなザアカイに対して、イエス様は次のように言われました。「人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである。」(ルカ19:10)「人の子」とはイエス様のこと、「失われたもの」とはザアカイのことです。
ザアカイは神様に造られ、愛されていたのに、神様のことを忘れ、神様から離れて歩んでいました。また、隣人を愛するという神様の教えを忘れ、自分中心で、人を傷つける歩みをしていました。まさに、ザアカイは神の子どもとしての自分の姿を失っていたのです。イエス様はそんなザアカイを捜し出し、救ってくださったのです。
神様は、私たちのことをご自身の子どもとして、愛してくださる御方です。私たちが神様のことを忘れ、神様から離れて歩んでいたとしても、神様は私たちを捜し出し、出会ってくださる御方です。その神様が今日もあなたに出会ってくださいます。