おはようございます。銚子栄光教会の牧師、佐野直史です。
私たちの人生において、「出会い」というものは、とても大切だと思います。「あの人に出会っていなかったら、今の自分はない」ということを思わされます。ところで、私たちが「神様」という御方と出会ったならば、どんなに素敵な人生を送ることができるでしょうか。今週は、聖書に出てくる、神様と出会った人たちのお話をしたいと思います。
聖書の舞台サマリア地方に、人目を避けて生きる、ある女性がいました。彼女が人目を避けて生きる理由、それは5回の結婚と離婚を繰り返して、今は夫ではない6人目の男性と暮らしていることでした。現代でも驚く数字ですが、簡単に結婚や離婚ができない当時においては異常な数でした。きっと彼女の心に問題があったのだと思います。彼女は幸せを求めても、求めても、どこか心が満たされない。それ故に、パートナーに心の拠り所を求める。そんな心の渇きに悩み苦しむ女性だったのです。
イエス様はそんな彼女に出会い、言われました。「わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る。」(ヨハネ4:14)
私たちもサマリアの女性のように、幸せを求めても、どこか心にぽっかりと穴が開いていて、心の渇きに悩み苦しむことがあるかもしれません。神様はそんな私たちに出会い、私たちの心に命の水を注ぎ、心の渇きを満たしてくださる御方です。その神様が今日もあなたに出会ってくださいます。