ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
多くの日本人は「祈り」について、自分の願いごとを一方的に神や仏に語ることだと考えているようです。そして自分の願いごとをかなえてくれない神や仏はダメだと考え、自分の願いをかなえる他の神や仏を捜すのです。
しかし、聖書の教える祈りはこのようなものではありません。なぜなら聖書は、祈りを私たちと神さまとの間で交わされる会話のようなものだと教えているからです。だから私たちが神さまに祈るときには、同時に神さまの言葉を聞くことが大切になってくるのです。
神さまは私たちに聖書の言葉を通して語りかけてくださいます。私たちは祈る前に必ず聖書を読み、その言葉を自分の生活に当てはめて考えます。「自分はこの神さまの言葉通りに生きているだろうか。」「この神さまの言葉に従うためには自分は何をなすべきだろうか。」そのように考えながら聖書を読むのです。すると私たちは、神さまが自分に語りかけてくださっていることに気づきます。神さまが私を愛して、自分の人生を導いてくださっていることを知ることができるのです。
そして、私たちは喜んで神さまに祈りをささげことができるようになるのです。神さまは今でも私たちに語りかけてくださいます。そして神さまに祈る私たちの人生を変えてくださるのです。
聖書の言葉「あなたを呼び求めます、神よ、わたしに答えてください。わたしに耳を向け、この訴えを聞いてください。」詩編17編6節