どうも、みなさん、おはようございます。横浜市にあります綱島教会で牧師をしております、小宮山裕一です。よろしくお願いします。
日本で生まれた格闘技を武道と呼びます。柔道とか剣道とかそのたぐいのものです。いわゆるスポーツが勝ち負けを重んじるのに対して、武道はその道を究めること、そこに重心があるように思います。
私は武道の経験はありませんが、一つの道を究めようとする姿勢は信仰に通じるものがあるのではないか、と思います。聖書にこのような言葉があります。「人々を分け隔てせず、真理に基づいて神の道を教えておられるからです。」(マルコ12:14)
この言葉は、イエス・キリストに敵対する人がキリストの働きを述べている言葉です。敵が言うくらいですから、実際にこういう働きをしていたのでしょう。つまりイエス・キリストは、神の道を教えておられたのです。神の道。これは神と共に歩む道です。その意味で、孤独な修行ではありません。しかしそれは、私が私として歩むために大切な道です。ですから、自分が自分らしくなっていく。その道です。
そして、この道は楽ではありませんが、楽しいものです。一生、味わうことができるでしょう。この道を進むために、この世界に教会が建てられているのです。教会は、神の道を歩む私たちが共に集う道場なのです。あなたも神の道を歩んでみませんか。その始まりはキリストを信じることから始まります。