ごきげんいかがでしょうか。草加松原教会の川杉安美です。
イエス・キリストが十字架にかかられ、死んで葬られた後、どうしてキリスト教が広まるようになったのでしょうか。イエス・キリストが捕えられ十字架にかけられたとき、従っていた弟子たちは皆逃げ去ったのです。そして、今度は自分たちが捕まるのではないかと、びくびくしていたのです。そういう弟子たちが、そろいもそろって立ち上がり、今度は殉教してまでもキリストを伝えるようになりました。
後から弟子になったパウロは、新約聖書コリントの信徒への手紙一 15章3節以下で次のように記します。「最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、わたしも受けたものです。すなわち、キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり3日目に復活したこと、ケファに現れ、その後12人に現れたことです。次いで、500人以上もの兄弟たちに同時に現れました。…そして最後に、月足らずで生まれたようなわたしにも現れました。」
これだけの証人がいる事件は珍しいのではないでしょうか。復活したイエス・キリストが、びくびくしていた弟子たちを立ち上がらせ、またキリスト教を迫害していたパウロを180度変えて、キリストの弟子にしたのです。そうでなければ、弟子たちの変化、パウロの変化は説明できないのです。単なる思想や教えではなく、復活したイエス・キリストによって、人は変わるのです。