おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
日曜日に仕事を休む習慣が日本に入ってきたのは、明治時代になってからのことでした。言うまでもなく、キリスト教の習慣が根強い西洋諸国との付き合いから、その習慣を取り入れたものでした。その欧米社会でさえ、今では日曜日に教会へ行く人の数が少なくなってきているのは、残念でなりません。
聖書によれば、1週間のうち1日を休むのは、神ご自身が自ら模範を示されたからでした。旧約聖書の『創世記』によれは、神は6日の間に天地万物を創造され、7日目に御自分の仕事を離れ、安息されたからです。神にも休みが必要なのか、というと、そうではありません。イエス・キリストは「安息日は、人のために定められた」とおっしゃっています。自分のため、また人のために、ほんとうの安息を考えることの大切さを思います。
イエス・キリストご自身はというと、人々が本当の安息のうちに生きることができるようにと、安息日であっても救いの業を止めることはありませんでした。考えてもみれば、父なる神が安息日を定められたのは、天地万物がはなはだ良く造られたことを祝福されてのことでした。キリストは今も救いのために聖霊を通して働いておられます。
きょうのみ言葉「わたしの父は今もなお働いておられる。だから、わたしも働くのだ。」ヨハネによる福音書5章17節