あさのことば 2020年4月21日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

玉井宣行(所沢ニューライフ教会牧師)

玉井宣行(所沢ニューライフ教会牧師)

メッセージ: 人間の力を超える自然災害



 ごきげんいかがですかですか。所沢ニューライフ教会の玉井宣行です。
 昨年、大きな台風が関東地方と東北地方を襲いました。多くの河川が氾濫し甚大な被害となりました。100年に一度の豪雨と言われた現象が、年々その頻度を増しています。

 人間の幸福や発展を求めて様々な技術が開発され、私たち人間は豊かになりました。その反面地球の温暖化はどんどん進んでいます。人間の幸福を追求した結果が、自然災害の脅威として跳ね返ってくるならば、私たちはどのように生きたらよいのでしょうか。

 聖書はバベルの塔について語っています。旧約聖書の時代にも人々は幸福を求めて文明を発展させました。その結果、彼らは天に届くような塔を建て始めました。天に届く塔によって神様になり代わろうとしたのです。しかし神様はこのような人間の傲慢な思いを見過ごされませんでした。そして彼らの言葉に混乱を生じさせました。それまで一つの言葉によって会話をすることができた人間は、それができなくなりました。その結果、塔の建設を断念せざるを得なかったのです。(創世記11:1-9参照)

 この話は現代に生きる私たちにも通じるものがあります。科学技術を発展させることによって何でもできると過信した結果が、温暖化による自然災害なのかもしれません。今こそ聖書の言葉に耳を傾け、神様の前にへりくだる時ではないでしょうか。

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