おはようございます。西鎌倉教会の大木信です。
聖書の中に、墓場を住みかとしている男が登場します(マルコ5:1-20参照)この男は、死というものに支配されていることをあらわしています。
あなたは、強く大きな外からの力に、苦しめられた経験はないでしょうか。あるいは、自分で自分のことが許せない、自分を打ち叩いてしまうほどの嘆き、叫びに襲われたことはないでしょうか。そのような苦しみをその男は持っていたのです。こういった内側や外側からの力によって、人は十分に翻弄されるようです。しかしこういった苦しみから助けてくださる、連れ出してくださる方こそ、復活のイエス様です。
自己否定し、自分で自分を打ち叩くような、自分でも死へと導いてしまう大きな力が、実は人間を取り巻いています。私たちを内と外からさいなむ、生き生きと生きられないように仕向ける力が、私たちの周囲にあると聖書は教えてくれているのです。
自分ではどうすることもできないこういった力から、「立ち上がる」ことができるのはイエス様との出会いによります。「あなたの命を生きよ、今を生きよ」と力づけるイエス様が、今日もあなたと共におられます。
今日の聖書の御言葉「自分の家に帰りなさい。そして身内の人に、主があなたを憐れみ、あなたにしてくださったことをことごとく知らせなさい。」(マルコ5:19)