おはようございます。西鎌倉教会の大木信です。
イエス様を信じている方であっても、生活をしていますと、「イエス様は本当におられるのか」と思うくらい動揺したり、涙があったり、嘆きがあったりします。我が身を振り返ってみても疑ってばかりでしたが、これがクリスチャンの実際だと思うのです。地上の生活で生きている限り、そういった動揺や涙、嘆きから逃れられないのが人間なのかもしれません。
そしてもう一つ、決して逃れることのできない問題が、人は必ず死ぬということです。身近に襲いかかる死のなかで、「なぜ怖がるのか」と言われても、恐れてしまいます。「なぜ悲しむのか」と言われても涙はぬぐわれません。大きな「死」という問題を前に打ち倒されたようになってしまうのが私たちです。
しかしその度に、復活し、死を超えたイエス様から「まだ信じないのか」と言われる。結果、この方の力というものをまざまざと味わって生きて行くことになる。そのようにして少しずつ、死の恐れもなくなっていく。そしてイエス様を信じる喜びを知ることになるのです。
今日の聖書の御言葉「イエスは起き上がって、風を叱り、湖に『黙れ。静まれ』と言われた。すると、風はやみ、すっかり凪になった。」(マルコ4:39)